⭐運命を決めるその
「一瞬」
あの日ーー愛猫に噛まれた瞬間、半ばパニックになりながらお風呂場のシャワーで応急処置をしていました。
でもその緊迫感のなか、私はすぐに娘にこう告げたんです。
「今、何時何分～～～～！？」
・・・はい？って思いますよね(笑)
こんな緊急時にどうして時間を気にするのか。
野球バカならぬ、完全なる”占星術バカ”だからです😅
でもこの『何時何分』こそが、この出来事を星から解き明かす為の鍵になるのです🔓
私が扱っている古典占星術では、まさにこの瞬間の時間からチャートを出すからなんです。
15年一緒に暮らしてきた愛猫に、初めて本気で噛まれた…。
シャワーなんて何十回もしてきたのに。
「この子に何があった？なぜ噛んだ？それが知りたい！」そう思った瞬間の時間です。
だからこそ私は、「この大事件はきっと星の象意に表れている！」と確信して、娘に時間を尋ねたのです。
⭐実際のチャートから星の象意を読み解く
ここからは、実際に瞬間のチャートを使って、今回の出来事を専門的に読み解いて行きます。
とはいえ、占星術を知らない方にもわかるように、今回は一つひとつ嚙み砕いて解説しながら進めて行きますのでご安心くださいね。
♢登場人物と星の対応
チャートでは、それぞれの存在を星で表します。
・👩私→1ﾊｳｽの支配星「金星」♀
・😾猫→6ﾊｳｽの支配星「木星」♃
・補助的に😾🐾猫を表す星→月と土星☽♄
まずはこの割り当てから見ていきます。
♢私（金星♀）の配置
私を表す星は「8ﾊｳｽ」にありました。
ここは「痛みやショック」の領域。実際
猫に噛まれてケガをした出来事が、そのまま
映っています。
ただ金星は牡牛座にあり、ここは金星にとって
”ホームグラウンド”。
悪い8ﾊｳｽにいても自分の力は強ので、
「大事には至らない」配置です。
実際、抗生物質と抗菌塗り薬だけで、なんとか
治まり、手術や入院は避けられました。
♢猫（木星♃）の配置
猫を表す木星は蟹座で「高揚」していて、勢いが
強い状態。
けれどすぐ近くに太陽☉があり、木星は「コンバスト」で焼かれ、本来の力を出せずかなりストレスを受けていました。
さらに直前には火星♂とも関わっていました。
火星は「攻撃・牙・興奮」の象徴。
猫がピリピリと攻撃的になっていたことが読み取れます。
♢私♀と猫♃をつなぐ月☽
金星（私）と木星（猫）は直接は繋がっていません。
しかし、月がその間を仲介（ﾄﾗﾝｽﾌｧｰｵﾌﾞﾗｲﾄ）
していて、私と猫を”結びつける”役割を
はたしていました。
その結果「私と猫が接触＝噛まれた」という出来事に至ったと考えられます。
♢月と土星☽♄が示す猫の心情
猫を表す補助的な星も重要です。
月（猫の感情）
月は獅子座にありました。
獅子座は「プライド」を表すサインですが、
月にとっては居心地がわるい場所です。
「誇りを傷つけられやすい」状態で、長風呂
で猫のプライドを大きく刺激してしまったのでしょう。
土星（猫の抑制心）
土星は本来「抑える・我慢する」性質を持ちます。
ところがこの日は牡羊座に居て、土星にとって最も力を失う場所（デトリメント）なのです。
つまり、「我慢のたがが外れてしまった」状態で、噛むという行動が抑えられなかったと読めます。
♢噛まれたけれど「根底に信頼はあった」
月（猫）と太陽（私の体）は助け合う関係
（ミューチュアルレセプション）。
月（猫）は金星（本来の私）の事も受け入れている配置。
これは「信頼や好意がある」というサインです。
実際、普段の猫は家の中の誰よりも私にべったりで、噛んだのは一時的なストレスの爆発にすぎなかった。
♢この体験から学んだこと
星は、私が「きれいにしてあげたい」と思うあまり、猫の気持ちを見落としていたことを教えてくれました。
かなり汚れていたので、お湯での予洗いを長く
し、シャンプーも泡立たないので回数を増やし、
それによって猫のプライドや我慢の糸を切ってしまった。
これからは「清潔さ」だけでなく、「猫の気持ち」をもっと大事にしていこうと思いました。
きっとその方が私たちの信頼関係ももっと強くなるはずです♪
こうして振り返ってみると、あの日の出来事はまさに「プライドと信頼のはざま」で起きたことでした。
♡最後に
ただの「猫に噛まれた」という出来事の裏に、
猫のストレス、プライドの揺らぎ、我慢が効かなかった瞬間そして「飼い主を嫌って噛んではいない」とう愛情まで・・・
そのすべてがチャートに写し出されていました！
だから、私は古典占星術の学びがやめられないんですよね💛
